シェリーへレスのワイン マンサニーリャ サンルーカルのワイン

シェリーの産地



シェリーの産地
PRODUCTION ZONE

原産地呼称“ヘレス・ケレス・シェリー”および“マンサニーリャ=サンルーカル・デ・バラメダ”で保証されるワインの生産地域はイベリア半島の南端にあります。“シェリーの三角地帯”はヘレス・デ・ラ・フロンテラ、エル・プエルト・デ・サンタ・マリア、サンルーカル・デ・バラメダという3つの街で形作られていますが、原産地呼称にはチピオナ、トレブヘナ、ロタ、プエルト・レアル、チクラナ・デ・ラ・フロンテラの行政区域、そしてレブリハのいくつかの畑が含まれています。この地域の気候は暑い南国地帯の特徴を備えていて、大西洋の影響を多く受けています。ポニエンテという大西洋から吹く風がぶどうの樹に海の湿気をもたらし、夏の間は乾燥を和らげて樹の葉などが熱くなりすぎるのを防いでくれます。

ぶどうの樹の成長期の気温は平均17.5℃です。年間300日は晴れで、光が満ちあふれています。年間降雨量は平均620ミリで、そのほとんどが10月から5月に降ります。この水分は乾燥した夏にぶどうの樹にゆきわたるように地中に蓄えられています。“マルコ・デ・ヘレス”と呼ばれるシェリー生産地域には7,000ヘクタールのぶどう畑があり、なだらかなスロープになって地平線まで広がっています。独特なのは“アルバリサ”という白い土です。

アルバリサは漸新世の時代にこの地域を被っていた内海の堆積物で形成される有機の白い泥炭石で、炭酸カルシウム、粘土、硅土に富んでいます。アルバリサは保湿性が高いので、冬に降った雨を貯めておき、乾燥した時期にぶどうの樹に与えることができるのです。

 

 

 

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