シェリーはそのままで、また、カクテルのベースとして使用したり、ペドロ・ヒメネスのように、アイスクリームのソースとして楽しむこともできます。シェリーを使ったカクテルというと、日本では「アドニス」と「バンブー」*が有名です。皆さんもバーなどでお飲みになったことがあるかもしれません。
シェリーには特有の風味があります。一般的に、シェリーと言えば、日本で一番多く飲まれていることもあり、
辛口のフィノ、というイメージがあることでしょう。けれどもシェリーという名前でくくられるワインには極辛口から極甘口まで、色の大変淡いものから黒に近いほど濃いものまで、さまざまなタイプがあります。
シェリー委員会では、シェリーの楽しさ、味わいを広く一般の皆様にも知っていただきたい、という思いで、2007年度より「シェリー・カクテル・コンペティション」**を開催しております。こちらでは、その優勝作品のレシピを紹介いたします。シェリーの新たな魅力を知っていただく、きっかけになればと思います。
* 「アドニス」 ドライ・シェリー、スイートベルモット、オレンジビター
「バンブー」 ドライ・シェリー、ドライ・ベルモット、オレンジビターを、それぞれシェイクしたカクテル
**「シェリー・カクテル・コンペティション」
シェリー&マンサニーリャ原産地呼称統制委員会が、シェリー委員会を代表機関とし、(社)日本ソムリエ協会、(社)日本バーテンダー協会、(社)日本ホテルバーメンズ協会、(社)日本ホテル・レストランサービス技能協会のバックアップのもと、全国規模で実施。
2007年度「第1回シェリー・カクテル・コンペティション」優勝作品
題名:Flamenco lady フラメンコ レディ
創作意図:へレス最大の行事「馬祭り」。華やかな衣装に扇子と赤いバラを身にまとい、高鳴る胸の鼓動を内に秘め、カセータ(祭り小屋)へと向かう女性をイメージしました。
レシピ
シェリー タイプ: フィノ(ウイリアム・ハンバート・コレクション)50ml
副材料: ヒーリング・チェリー・リキュール 10ml
ルクサルド・マラスキーノ 1tsp
作り方: シェイク
デコレーション: オレンジピール、レモンピール、
マラスキーノ チェリー、食用花
創作者: 山﨑 剛(スタア・バー・ギンザ) NBA
*各カクテルレシピおよび画像の無断転載・引用はご遠慮ください。